亜麻仁油の効能でアトピーやアレルギーを改善する効果があるって本当?

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亜麻仁油(あまにゆ)がアトピーやアレルギー、
認知症など様々な健康的効果があると注目され、
一時は品薄でなかなか入手が困難でしたが、
今ではわりと入手しやすくなりましたね。

亜麻仁油にはオメガ3脂肪酸に分類される
αリノレン酸が豊富に含まれていて、
この効能が健康に非常に効果的なのです。

亜麻仁油とほぼ同様の効能を持ったえごま油も
αリノレン酸を豊富に含んでおり、
共にスーパーフードとして人気を集めています。

えごま油についてはこちらの記事で紹介していますので、
よろしければご一読ください。

そして今回は亜麻仁油についてご紹介したいと思います。


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<亜麻仁油とはどんな油なの?>

そもそも亜麻仁油とは何なのでしょうか?

フラックスシード

亜麻仁油とは北海道などの比較的寒い地方で
栽培される亜麻科の一年草の成熟した
亜麻の種子から採れた油のことを指し、
リンシードオイルやフラックスシードオイルなどとも呼ばれ、
アメリカでは病気を治す油として親しまれています。

種子の味や見た目はゴマに似ていて、
亜麻仁油が食用として注目される以前は、
塗料や印刷インクの原料など
主に工業用の油として使われてきました。

ですが、最近になってオメガ3脂肪酸のαリノレン酸が
人の健康に良いと知られるようになって以来、
亜麻仁油の効果が再評価されて食用として
スーパーなどの小売店やネットの通販サイトなどで
販売されるようになりました。

亜麻の種子の部分は油を生成しますが、
茎の繊維部分はリンネル(リネン)製品として、
夏物の衣服の他、テーブルクロスやハンカチ等に使われています。

また、話はそれてしまいますが、
亜麻はフランス語で『ラン』と発音され、
女性の高級下着の繊維に使われており、
ランジェリーの語源になったとも言われています。

<亜麻仁油の素晴らしい効果・効能>

亜麻仁油を日々の食事の中に取り入れることで、
様々な効果をもたらしてくれます。

・アトピーや花粉症などのアレルギー体質の改善

アレルギー

一般的に食用油(サラダ油)として使われているのは
菜種油(キャノーラ油)、紅花油(サフラワー油)、
コーン油などでしょうか?

私達が普段サラダ油として使っているものの多くは
脂質にオメガ6脂肪酸のリノール酸が多く含まれています。

リノール酸自体も人にとっては無くてはならない必須脂肪酸なのですが、
現代の日本人の多くはリノール酸の摂り過ぎ傾向にあり、
その量は必要摂取量のおよそ6倍だと言われています。

そしてリノール酸は人の生体内でアラキドン酸という物質に変わり、
アラキドン酸はアトピーや花粉症などの
アレルギーを誘発する物質の生成に関与するモノです。

ですので、アトピーなどのアレルギー体質を改善したいなら、
リノール酸を減らす必要があります。

では、亜麻仁油はどうなのかというと、
亜麻仁油の脂質40%のうち60%以上も
オメガ3脂肪酸のα(アルファ)リノレン酸が含まれています。

先ほど上げたサラダ油の中にもαリノレン酸は含まれていますが、
その量はわずか数%程度でほとんどがリノール酸です。

そしてαリノレン酸はリノール酸と対立するような関係があります。

つまり、リノール酸も人にとって必須脂肪酸と言いましたが、
αリノレン酸を増やすことで過剰となったリノール酸を
排出させる効果があります。

そのためアラキドン酸から生成される
アレルギー物質の生成が抑えられるため、
アトピーや花粉症などのアレルギー体質を改善できるようになるのです。

・うつ病や認知症予防、記憶力の向上

悩み

亜麻仁油にはαリノレン酸が豊富に含まれていると言いましたが、
αリノレン酸は体内でDHA(ドコサヘキサエン酸)と
EPA(エイコサペンタエン酸)を生成します。

DHAは青魚などに豊富に含まれる
頭が良くなる栄養素であると一時期話題になりましたね。

DHAは脳の神経細胞の膜の中にあり、
DHAがあることによって神経細胞の膜が柔らかくなり、
脳の情報伝達をスムーズにしています。

ですが、脳の神経細胞は一度失われると二度と再生されません。

そして年齢を重ねるほどに神経細胞は失われていきますから、
記憶力の低下やうつ病、認知症になりやすくなってしまいます。

さらに神経細胞の膜の中にあるDHAも加齢とともに減りやすくなり、
細胞膜は柔軟性を失って情報伝達がうまくいかなくなり、
記憶力の低下などを加速させます。

普段からDHAを摂取していると、
脳の神経細胞は活性化して脳の老化を食い止めてくれます。

こうした働きはうつ病や認知症にも効果が認められるため、
亜麻仁油でαリノレン酸を摂取することは
うつ病や認知症予防、記憶力の向上に繋がります。

・がん予防に効果的

近年、食の欧米化にともなってがんの発症率が高まっていますが、
このがん予防にDHAやEPEが効果があると言われています。

がんが発生する原因にリノール酸などのオメガ6脂肪酸が
関与しているという報告があります。

リノール酸は体内でアラキドン酸に変わり、
その後プロスタグランジンという物質に変わります。

このプロスタグランジンという物質が増えすぎると
がん化するということが発表されました。

ですからリノール酸を減らすためには
オメガ3脂肪酸のαリノレン酸を採ることが効果的で、
αリノレン酸はDHAやEPEに変換されることは前述のとおりです。

そしてDHAやEPEなどのオメガ3脂肪酸は
がん細胞の増殖を抑制する働きがあるため、
亜麻仁油を取ることでがん予防に繋がるといいます。


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・生理痛の緩和、改善

生理痛

生理痛の辛さは女性にしか分かりませんが、
毎月大変ですよね。

日本産婦人科学会の調べでは、
約3割の女性が仕事に支障をきたすほどの
生理痛に悩まされるのだとか・・・

しかも人によっては下腹部の痛みだけでなく、
生理によって頭痛も併発する人がいるようです。

頭痛に関しては女性ホルモンである
エストロゲンが排卵後に急速に失われる時に、
同時に脳にあるセロトニンという物質も
失われることによって頭痛が発生します。

頭痛への対策は亜麻仁油では出来ませんので
ここでは割愛させていただきます。

そして生理痛の緩和には
プロスタグランジンの分泌を抑えることが重要になります。

プロスタグランジンはがんの発生原因になるとともに、
痛覚を脳に伝える物質でもあります。

つまり、プロスタグランジンは痛みの原因だとも言えるのですね。

そしてプロスタグランジンの元になっている物質はリノール酸です。

亜麻仁油を採ることによってαリノレン酸を増やし、
余分なリノール酸を排出することによって、
プロスタグランジンの生成を抑え、
生理痛の緩和につなげることが出来ます。

・ダイエット効果

太った女性

ダイエット効果があるといっても亜麻仁油が
直接ダイエットに働きかけるわけではありません。

他の油よりは亜麻仁油の方が
脂肪を体内に蓄積させにくいという話です。

脂質といってもその構成物質である炭素の数や
結合の仕方などによって様々な分けられ方がされますが、
ここで取り上げたいのは飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸です。

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の違いは
炭素の結合に二重結合があるかないかということなのですが、
もっと簡単に言えば、
飽和脂肪酸は常温で固まるバター、ラード、
牛脂などの主に動物性の油で、
不飽和脂肪酸は常温で液体のマグロやイワシなどの魚の油や、
サラダ油やオリーブオイル、亜麻仁油などの
植物性の油が主なものになります。

動物性脂肪はご存知のように
中性脂肪やコレステロールを増やす油として、
ダイエットの敵として目のかたきにされていますね。

一方で魚油や植物性油は中性脂肪やコレステロールを調節するとされ、
健康油としてもてはやされています。

普段あなたがどういった油を使用されているかは分かりませんが、
不飽和脂肪酸で構成された脂質を取ることは、
中性脂肪やコレステロールを抑えることが出来るため、
ダイエットとはいかないまでも太りにくい身体にはなれると思います。

その際、不飽和脂肪酸にはオメガ3とオメガ6、
オメガ9という脂肪酸があるのですが、
前述のとおりオメガ3脂肪酸のαリノレン酸を
多く含む亜麻仁油が良いでしょう。

特にオメガ6脂肪酸のリノール酸の取り過ぎは、
アレルギーなどを引き起こす原因になり得ますので注意が必要です。

<まとめ>

亜麻仁油がアトピーやアレルギーなどに効果がありますが、
その効果の主役となっている成分はなんといってもαリノレン酸です。

αリノレン酸は一般的なサラダ油にも含まれていますが、
その脂質の主成分の多くはリノール酸です。

リノール酸も人間にとって無くてはならない必須脂肪酸なのですが、
こちらはサラダ油だけでなく
様々な食品から取ることができるため、
多くの人が取り過ぎ状態にあります。

そしてリノール酸はアレルギー物質の元にもなっていますので、
これが原因でアレルギー患者が増えているとの指摘もあります。

そのため、リノール酸を減らすことが重要になりますが、
それに対抗できるのはαリノレン酸です。

αリノレン酸にはリノール酸を体から排出させる効果がありますので、
リノール酸過多による多くの健康被害を予防する効果があります。

そしてリノール酸とαリノレン酸には理想的な摂取配分比率があり、
リノール酸4に対しαリノレン酸を1取ることが望まれています。

亜麻仁油はサラダ油よりお値段が高く
セレブ油などとも呼ばれていますが、
アレルギーなどを食事で改善しようと試みるならば、
亜麻仁油を試してみるのはいかがでしょうか。

その際、αリノレン酸は熱に弱いため、
サラダにかけるなどして使うようにしてください。


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