メラトニンのアンチエイジング効果

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ストレス

メラトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれる
眠りに関わる重要なホルモンです。

そのため睡眠障害を患う人たちはこのメラトニンの分泌が
うまく機能していないことが考えられます。

ですがメラトニンがもたらす効果は、
眠りに関わるものだけではありません。

最近の研究によりますと、
メラトニンには高い抗酸化作用免疫増強作用の他、
抗腫瘍効果も認められるといいます。

今回はメラトニンの睡眠以外の効果について、
ふれていきたいと思います。

⇒メラトニンの基本的作用はこちらの記事をどうぞ


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<メラトニンの老化を防ぐアンチエイジング効果>

美容

メラトニンは脳の真ん中ほどにある
松果体と呼ばれる器官から分泌されるホルモンで、
血液の循環に乗って全身に運ばれる天然成分です。

によって分泌量がコントロールされていて、
日中の日の光が当たっているときはほとんど分泌されず、
夕方以降暗くなると分泌量が増え始め人を眠りに誘います。

そのため、夜間勤務など夜明るい場所で活動している人たちは、
メラトニンの分泌の低下や異常を引き起こし
不眠症などにかかりやすくなります。

以上がメラトニンの基本的な効果ですが、
これ以外の効果にメラトニンには抗酸化作用があり、
細胞にダメージを与える活性酸素を除去して
アンチエイジング効果をもたらします。

活性酸素といってもいくつか種類がありますが、
中でも健康な細胞を攻撃する非常に好戦的なヒドロキシラジカルを、
メラトニンは効率的に除去する効果が認められています。

ヒドロキシラジカルの様な活性酸素は細胞の老化を促進し、
脳細胞においては認知症パーキンソン病を引き起こす可能性があるため、
夜はできる限り眠れる環境を作るよう心掛けてください。

その他にも活性酸素は肌にシミくすみを作る原因にもなっていますので、
美容のためにもしっかり眠ることが大変重要なことなのです。

<免疫力や抗酸化力を高めて抗がん作用をもたらす>

メラトニンはがん細胞に対して発症の抑制だけでなく、
がん細胞の増殖や転移を阻害する効果もあります。

グラフ

日本での病気による死亡者の割合において、
1981年から2015年までの35年間連続
がんが原因による死亡者数が1位であるという統計結果が出ています。

この数値は今後も増え続けていくものと予想され、
私たち自身ががんに対する抵抗力を高めていくよう
意識していかなくてはならないでしょう。

バスト

特に女性の場合、メラトニン分泌の低下によって
乳がんの発症確率が高まる可能性が示唆されています。

これは夜間勤務の多い女性看護師や国際線の乗務員のように、
昼夜が逆転して体内時計が狂いやすい生活リズムを送っている職種の女性とでは、
その他の職種の女性と比べ乳がんの発症率が高いことが報告されています。

他にもメラトニンは光によって分泌は抑制されますが、
多くは目から入る光の刺激によるものです。

そして盲目の人には乳がんが少ないということも報告され、
これらのことからメラトニンが多く分泌される状況では乳がんの発症が抑えられ、
逆に夜間勤務のようなメラトニンの分泌が抑えられる状況では
乳がんの発症リスクが高まることを示唆しています。

また、メラトニンは夕方から夜にかけて分泌量が増えていきますが、
夜間に白熱電球の光を約40分浴びるだけでメラトニンの分泌量が半減し、
眠るときも寝室の明かりをつけたままにすると、
乳がんの発生リスクが高まるという意見もあります。


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<メラトニンのサプリもありますが・・・>

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メラトニンの睡眠効果を利用したサプリメントも存在します。

通常の睡眠薬とは違い、
人の体内でも生成されるホルモン物質ですので、
副作用が少ないのが特徴的なのですが、
残念ながら日本ではメラトニンのサプリを
製造・販売することが認められていません

医師の診断の元、薬として処方されます。

別の方法としてはサプリとして扱っている
アメリカなどから個人輸入する方法もあります。

こちらは完全自己責任であるため服用には注意してください。

副作用が少ないサプリであると言われますが、
実際はいくつか副作用が確認されています。

まず、サプリを常用しすぎると
自身でメラトニンを生成する力が衰えるといいます。

こうなると薬(サプリ)に頼らなければ
眠れなくなってしまうリスクがあるので、
使用の際には短期的に服用しなければいけません。

また、メラトニンを服用することによって
短期的にうつ病を引き起こしたり、
悪夢を見たりといった副作用が現れる可能性があります。

これらはストレスの度合いや個人差にもよるので、
副作用の現れ方も変わってくるようです。

さらに生殖機能への障害が発生するリスクもあるといいます。

特に妊娠中授乳中の女性はサプリの摂取は
大変危険であるため服用してはいけません。

そのほか自己免疫疾患(慢性関節リュウマチなど)や
リンパ球の腫瘍(悪性リンパ腫やリンパ性白血病など)の場合は、
メラトニンの服用は病気を悪化させる可能性があるため使用できません。

加えてメラトニンには血圧を下げる効果がありますので、
降圧剤を服用中の方も注意が必要です。

メラトニンのサプリは通常の睡眠薬よりは
副作用が少ないと言われますが、
やはりリスクは存在します。

素人判断による安易な服用は控えたほうが無難かと思います。

<まとめ>

メラトニンには睡眠を促す効果だけでなく、
抗酸化作用や免疫機能の向上もあります。

そしてメラトニンとがんとの関係においては
特に乳がんの発症リスクに関わるといいます。

メラトニンは子供のころには多量に分泌され、
年齢とともに分泌量は減少していきます。

そのため、お年寄りなどは夜中目が覚めてしまうなど、
眠りが浅くなるのはメラトニンの減少が原因と考えられています。

また、年齢に関係なく不規則な生活を続けることによっても、
メラトニンの分泌量は減少してしまいます。

結局のところ、
毎日規則正しい生活を送り、
質の良い睡眠を取ることが美容や健康のためになるようですね。


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