人はなぜ眠くなるのか?

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<貴方はなぜ眠るのですか?>

くまさん

今まで当たり前に眠くなったら寝ていたかと思いますが、
なぜ寝るのですかと改めて問われると、

『疲れてクタクタだから』
『もう夜遅いから』
『明日も仕事があるから』

などといった答えになるのではないかと思います。

確かにこれらの答えは間違いではないでしょうが、

『別に疲れていなくても』
『夜ではなく昼だったとしても』
『仕事があってもなくても』

よほどのことでもなければ毎日数時間は寝ているはずです。

では改めて、
人はなぜ眠くなるのか?

その理由は『睡眠欲』『体内時計』という
2つの作用があるからなのです。


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<睡眠欲とは?>

『欲』とは、『何かを欲しがる気持ち』であると
辞書などでは書かれていますが、
日本人の美意識の観点から見るとイメージ的に
悪く捉えてしまうかもしれませんね。

確かに睡眠欲は人の三大欲求の一つであり、
残り二つは『食欲』『性欲』です。

ですがこれらの三大欲求はどれか一つでも欠けてしまうと
人としての生存に大きな問題が出るほど、
それぞれが非常に重要な欲求なのです。

ですので、これらの欲求に
後ろめたさを感じる必要はありません。
(そう感じていたのは、もしかして私だけ?)

話がそれましたが、
睡眠欲とは医学的用語では
『睡眠恒常性維持機能』(ホメオスタシス)と呼ばれるメカニズムで、
簡単に言えば生物が健康な状態を維持しようとするメカニズムです。

活発

⇒睡眠恒常性維持機能(ホメオスタシス)についての記事はこちら

具体例としては、
日中仕事などをして体が疲れると疲労がたまりますよね。

体が疲れると眠くなると思います。

これは疲れがたまったから眠くなるのではありません。

疲れがたまるのと同時に、
眠気を促す睡眠物質が蓄積されたから眠くなるのです。

そして眠ることで疲労は解消されます。

つまり、朝起きて疲れの無い健康な状態から始まって、
仕事をして体を動かし疲れた状態は健康ではない状態です。

健康ではない状態を改善するために
ホメオスタシスが機能して健康な状態に戻すべく、
睡眠物質を蓄積させて人は眠くなるのです。

これが人が眠くなる理由の一つ目です。

◆~眠りのトピック~

ここに睡眠欲がどれほど重要な
欲求であるかを示す記録があります。

悩み

人間は数日間眠らないでいると、
脳の高次機能に障害が発生し
妄想幻覚を見るといいます。

さらに肉体にも異常は現れ、
体重の減少免疫力の低下といった症状が起こります。

そしてこれ以上の影響に関しては人道的な見地から
ほとんど研究がされていません。

ですが、マウスを使った不眠実験においては
2~3週間の断眠で死に至ることが分かり、
人においても断眠は
非常に危険なことであるとされています。

ちなみにあるイギリス人の男性がwebカメラの
インターネット中継を使って断眠実験をしました。

この男性は266時間(11日間と2時間)
不眠記録を出し一時はギネス記録に載りましたが、
不眠記録への挑戦は危険であると判断され、
今では不眠のギネス記録は削除されています。


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<体内時計とは?>

時計1

人が眠くなる理由の二つ目に、
体内時計(サーカディアンリズム)の影響があります。

⇒体内時計(サーカディアンリズム)についての記事はこちら

一度くらいは耳にしたことがあるかと思いますが、
人間の体内時計は約24時間で
地球の自転周期と同じくらいですが、
人間の体内時計のほうが若干長いと言われています。

体内時計は主に日の光を浴びることによって
リセットされてから動き出します。

よく、朝起きたらカーテンを開けて、
日の光を浴びると良いという話を
聞いたことはありませんか?

これは眠気をいざなうメラトニンという
ホルモンの分泌を止めるためなのです。

メラトニンは別名『睡眠ホルモン』とも呼ばれ、
体内時計がリセットされてから
およそ14~16時間後に分泌され始め、
体の疲れとは関係なく
体内に蓄積されていって眠気を誘うのです。

そしてメラトニンは眠ることによって減少していき、
無くなるころに目が覚めるようになっています。

<まとめ>

人間が眠くなる理由は、
睡眠恒常性維持機能(ホメオスタシス)
体内時計(サーカディアンリズム)
二つのメカニズムによって眠くなります。

この二つのメカニズムは日の出とともに活動し、
日没とともに休むという太古からの人間の活動リズムによって
獲得したものだと考えられています。

眠りは人間だけでなく動物すべてにとって必要な行為です。

ですが現代は夜でも明るく、
仕事も昼夜が逆転した勤務をする人も増えています。

そのため太古から培われてきた体内時計が狂ってしまう人が多く、
睡眠障害に悩む人が増えているといいます。

当サイトを訪れてくれた方が
眠りに関する悩みを解消できる一助となれれば幸いです。


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